ケルト語起源で「山」と「ブドウの木」を意味するアルバラシン。
この村には崖に寄り添うように美しいレンガの屋根を持つ建物が建ち並び
イスラム教、キリスト教、ユダヤ教の聖堂が点在している。
石の階段と細い路地が交差する村内はまるで迷路のよう。
まさに、この地の自然と歴史、文化が溶け合って生み出されるスペインならではの絶景だ。
吉村和敏
Kazutoshi Yoshimura
1967年長野県生まれ。高校卒業後東京の印刷会社で働く。
退社後、1年間のカナダ暮らしをきっかけに写真家としてデビューした。
以降みずから決めたテーマを丹念に取材し、発表した作品集は40冊を超える。
主な著書に『Blue Moment』(小学館)、『Du CANADA』(日経ナショナルジオグラフィック社)。
欧州の美しい村をたどった『全踏破の旅』シリーズ(すべて講談社)は、フランス、イタリア、ベルギーに続きスペインが4冊目となる。
カナダメディア賞大賞(2003年)、日本写真協会賞新人賞(2007年)、東川賞特別作家賞(2015年)を受賞。
(公社)日本写真家協会会員
吉村和敏作品集
「スペインの最も美しい村」全踏破の旅
講談社
サイズ:A5(天地210mm×左右148mm)256ページ
発売日:2020年2月28日 定価:本体2800円+税